アドセンス2
2013年12月15日日曜日
【評/感想】この冬、最もチェックしなくていい映画!『REDリターンズ(RED2)』
「Retired Extremely Dangerous」(引退した超危険人物)略して「RED」。
引退したCIAの元スゴ腕エージェント、フランク(ブルース・ウィルス)は、のんびりと田舎暮らしをしていたのだが、突如家を襲撃される。その攻撃は、彼が昔関わった事件を闇に葬るためにCIAが企てたものだった。フランクは元同僚たちと再び協力し、CIAの陰謀をぶち壊す。という『RED/レッド』の続編映画が、『REDリターンズ(RED2)』だ。
前作『RED/レッド』はありがちなストーリーながらも、引退したおじいちゃん、おばあちゃんが若者を相手取り最高にクールなアクションをキメたイカした映画だった。それに比べて『REDリターンズ』を一言で表すなら「老害」映画だ。
前作から数年の時が経ち、フランクはガールフレンドのサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と静かに暮らしていた。彼らがスーパーマーケットで買い物をしているとRED仲間のキチガイ男マーヴィン(マルコヴィッチ)が登場。彼は自分が再び誰かに命を狙われていることを告げる。だが、フランクはこの生活を捨てることを嫌がり彼を助けようとはしなかった。マーヴィンは諦めて車で帰ろうとすると、彼の車は爆破されてしまう。こうしてフランクは再び戦いの中に入って行く事になる。
まあ要は1の映画と同じ話を、1よりアクションも、演出も、プロットもヌルく作った続編です。戦いは世界規模になったり、核爆弾が登場したりするが、それでもヌルい。午後のロードショーでもヌルい方に数えてしまうだろう。
年寄りだけどカッコいいだからREDは成立していた。しかし手垢にまみれた演出が連続するこの続編は、年寄りがヌルい映画をやっているだけなので本当に高齢化したハリウッド映画以外のなにものでもなくなってしまっている。
REDというコンテンツは、オールドマンとフレッシュさという非常に難しい両立が必要だ。この先続編を作るならばよりそのハードルは必然的に上がってしまうだろう。
次回があるなら、車椅子に乗りながらガンカタとかやるくらいぶっ飛んでくれないかな。
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