アドセンス2

2013年8月20日火曜日

ゴジラとサブカルチャーの原イメージ

パシフィックリムの予習というか、自分の興奮度を高めるために1954年ゴジラから年代を追って見ています。

純粋におもしろいのもさることながら、今ゴジラを見る意味はゴジラが日本のサブカルチャー史の原点にあることにあると思います。
もちろんテレビの放映は始まっておらず、漫画雑誌の創刊もなかった時代にゴジラは産声をあげました。つまりゴジラこそがサブカルチャーの原イメージなのです。

そしてゴジラ的要素は根強く今のサブカルチャーに残り続けています。
一つは原子力というモチーフです。ゴジラが水爆から産まれたということは説明するまでもないですが、それはアトムへと、ヤマトへ、ガンダムへ脈々と受け継がれ、そのころからより強大なモチーフに変わっています。

またもう一つおもしろいのが、二作目からゴジラがキャラものへと方針を転換した点です。一作目では築かれた破壊の限りを尽くすゴジラというイメージを、怪獣プロレスものへとある種の陳腐化を行っています。テキストよりもキャラのビジュアルを重視する萌え的手法は既にゴジラで完成されていると見られるでしょう。さらにこの傾向は3作、キングコング対ゴジラでより強化されれいます。

再びゴジラをみると、多くのアニメなどのゴジラのオマージュにも気がつきます。ゴジラを見ずしてアニメは語れないし、語っている人はハッキリいってにわか乙です。